12月10日は待ちに待ったボーナス支給日ですね。
皆様の日々の頑張りが反映される日であり、私もワクワクしています。
院長先生からアナウンスがあったように、ボーナス原資は 756万円 → 672万円 に減少してしまいました。
◆ 第一問:ボーナス原資が減った一番の要因は?
① 売上高が減った
② 原価率が上がった
③ 事務長がネコババした
正解:② 原価率が上がった
原価率は昨年14.1% → 今期17.6%へ上昇しています。
🔍 りんご屋さんで例えると
100円で売れるリンゴを仕入れるとき、
- 昨年は14.1円
- 今年は17.6円
その差は 3.5円。
一見すると「そんなに変わらない?」と思うかもしれませんが、
年間売上が 2億円以上ある規模では、
原価は700万円以上アップした計算になります。
その分、みんなに支払える給与が減ってしまうわけです(´;ω;`)
◆ 各選択肢の解説
① 売上高が減った → 不正解
売上は 前年同期比で約10%アップ しています。
③ 事務長がネコババした → 不正解
財務管理はしっかりしており、
事務長でも法人口座には触れない仕組みです。
◆ ボーナスを減らさない方法はある?
あります。
ボーナス支給のルールを変えることです。
多くの医療機関や企業が採用している
「毎年少しずつボーナスがアップしていく方式」に変更する、という方法です。
◆ 第二問:その方式に変えると支給額はどうなる?
① 増える
② 変わらない
③ 減る
正解:③ 減る
🔎 なぜ減るのか?
「毎年必ずボーナスを増やす」というルールにすると、
- 不況でも前年以上の額を払う必要がある
- そのため、企業は多めの内部留保を貯める必要がある
- 結果として、実際に支払えるボーナスが減る
という構造になります。
🔍 子どものお小遣いで例えると
「毎月必ずお小遣いを増やす」ルールがあるとしたら、
家計が苦しくても減額できないため、
最初の金額を低く設定せざるを得ないですよね。
企業でも同じことが起きます。
◆ 現行の方式が優れている理由
- 売上に応じてボーナスが変動する
- 働かない人への支払いが過剰にならない
- 頑張った分、より還元しやすい
つまり、
“働かないおじさん問題”が発生しにくい方式です。
そのため、院長先生は現行方式(売上変動制)を継続する方針です。
皆さんにも、年収(ボーナス含む)はある程度変動するものという理解を持っていただけると嬉しいです。
◆ 原価率アップの背景
今回の原価率上昇は、
- 物価高
- 円安
- コストプッシュ型インフレ
といった外部要因によるもので、医療機関の努力ではコントロールできません。
◆ ボーナスを増やす最も効果的な方法
新しい医師を採用し、患者数を増やして売上を伸ばすこと!
今後面接へ来られる先生と、
良いご縁がありますように、私も頑張ります。

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